2022年の株式投資成績総括

アイキャッチ画像

なんとかプラスで終了

3ヶ月ぶりのサイト更新となった。2022年の投資をゆるく振り返ってみよう。

総体的に厳しい一年だった。各国の主要指数はほとんどマイナスで、とくにナスダックをはじめグロース市場の下げがきつかったが、崩壊前からその予兆やヒントは多かった。ポンジまがいの仮想通貨ビジネスの横行、小市民の勘違いFIREブーム、レバナス投資。呆けた民衆が群がる熟れ切った果実にはすでに腐臭が漂っていた。

画像
怪しい「かぶ」に魅了された人々

今回は逃げ足の遅い俺にも対応できる猶予があった。年初にかけて残していたテック株やグロース株を減らし、バリュー系や高配当株の比率を高めて保守的なポートフォリオにしていった。俺は投資技術や金融知識に秀でたものはないが、昔のバブルや相場の歴史が好きで市場を俯瞰で眺めていたのがよかったのかもしれない。

2月、ロシアのウクライナ侵攻始まる。3月、資源系や米国の穀物関連株を自分なりに調べて高いところで飛びつき買いなどして失敗する。

画像
調子こいたところが天井。戒めとして市中に晒されるツイートのスクショ

もやもやした地合いが続くなか8月にコロナに罹患。幸い発熱等の症状は激烈とまでではなく1週間ほどで回復したが、療養期間を経たことで生活リズムが完全に崩れてしまった。年々相場への意欲は薄れていってるが、これ以後はさらに向き合う時間が減り、ポジションを放置したまま半引退状態へ。

9月、前月比で1億溶かし、一時年初来マイナスに転落した。これは別記事に書いた。

その後も気力の萎えは戻らず相場から逃げ惰眠を貪り、空いた時間は体力つけようとジムに通ってスジを痛めてやめたりAI画像生成にハマってエロ画像を作っていたらサービスサイトからアカウント停止されて憤慨したり思いつきでこのサイトを作って力尽きたりちんちんを弄ったりしていたらいつの間にか年末になっていた。

画像
変なAI画像に妄想で背景やコメントを考えるのが楽しくて誰に見せるでもなくずっとやってる。1977年、西ドイツにてニューウェーブテクノ歌謡デュオ時代の写真、左側が筆者。おもちゃの電子ピアノで作ったデビュー曲の収録作業中に食事の味付けなどをめぐって互いの吐瀉物を浴びせ合う大喧嘩の末そのまま解散、結婚を前提としていた同棲も解消。彼女が家を出ていく際に合鍵を筆者の頭部に投げつけたところ、打ちどころが悪く帰らぬ人となった。

10月、11月に相場はやや持ち直し、最終的に税引き後の年初来1桁パーセントで終えた。投資を再開した2013年以降、唯一マイナスで終えた2018年に次ぐ冴えない結果となった。

勝敗の内訳としては日本株はもちろん、逆風のテック系だが長期投資として一部残しているアップル、マイクロソフトなど米国株の軟調も痛かった。プラス分の大半を配当金で稼いだ形となった。

画像
Kaviewアプリよりメイン口座情報。手元計算でも概ね同様の数字。スクショをスマホに嵌め込む画像はPicsewというアプリで作成。

負け惜しみ

個人投資家のブログやTwitterを見ていると、今年は2月頃までマイナスに沈むも尻上がりに調子を上げていった方が多かったようだ。しっかし主要指数がマイナスのなか、当たり前のように大幅プラスな猛者ばかりであり得ないわ。夏以降休んだ自分との差があらわ…とか以前の問題で完全に実力差なので、もはや競うなんて無理かつ無意味。つくづく思う、アベノミクス初期の簡単相場のうちに資産を増やせて良かったと。

来年以降の展望

今後数年の相場は停滞を基本線に考えている。ただ、いまが「戦前」だとしたら株式投資どころではなくなるかもしれない。

個人としては、投資以外の別の経験に人生のリソースを振り分けるべく色々な可能性を模索したいが、今のところなにか形になる気配はない。最終的に生き残ることが一番大事なのでそれでもいい。社会全体が硬直化して、はみ出し者はますます生きづらくなっていく感覚。機会が来るまで三年寝太郎の心持ちでやっていく。